1日目 自転車西日本縦断の旅 栃木県宇都宮市→神奈川県秦野市

2018年8月15日 〜1日目〜 晴れ

 

前日の夜、自分史上の未曾有の挑戦に向けて、夕方の6時に寝て、翌朝の早朝に出発をしようと試みた。しかし、ワクワクが相当湧いていたのであろうか、夜中の0時には起きてしまい、寝ることなんて到底できない状態になっていまったのである笑 なんならもう行ってしまおう!となってしまい、深夜1時、旅は最終目的地・沖縄へと向けてスタートしたのである。

宇都宮脱出

宇都宮から東京へは新4号国道を使うことにした。この国道は、側道が設けられているため、安全に走行できる。しかし、夜中であるため、当然暗い。とりあえず、漕いでいく。

小山市付近

 出発から2時間ほど漕いで、小山市付近のコンビニに立ち寄った。早い朝食を買って済ましてゴミを捨てに店内へ戻ると、店員さんが声をかけてくれた。自転車で沖縄を目指していることを説明すると、「えーすごい!意味わかんない!でも、気をつけてくださいね!」と言ってくれた。普段コンビニの店員さんと会話なんかしないものだから、このやり取りでさえ新鮮で、勇気付けられた。

利根川を渡る

さらに1時間ほど漕いで利根川に着く頃には夜が開けていた。 

 

 

 

こんな何気無い風景でさえ、よく思えてしまう。車とかでは気づくことは難しい。

越谷辺りからは、徐々に街になっていき、交通量が増えてきた。

 

 7時半頃、埼玉県を抜け上京!東京に自転車でアクセスしたのは実はこれで2回目。以前、春に伊豆大島にサイクリングした際に宇都宮から竹芝桟橋まで往復自走した。

荒川河川敷

千住を抜け、しばらく走り、上野を通過した。ふと、思いつきで日本橋を寄ることにした。しかし、都会は交通量も路上駐車も多いため、徐行せざるを得ない。致し方なし。

五街道の起点、日本橋

日本橋は東京の起点となっており、東京まで〇〇㎞というのは日本橋までの距離であるらしい。ここまで110㎞漕いだ。時刻は8時半。ん、まだ進めそう!行けるところまで進もうとしたのである。そこで神奈川県の高校の友人に連絡をし、この日の目的地を秦野市に定めたのである。

東京駅丸の内駅舎

 宇都宮から東京駅まで自転車だと約7時間。新幹線だとたったの50分で、在来線でも2時間程度で来れてしまう。人間の文明・技術というのは素晴らしい!

国会議事堂

 永田町・青山・渋谷・二子玉川を経由して、国道246号線で神奈川西部を目指す。

にしても、コンクリートから照り返してくる紫外線は強烈であり、一日中汗が止まらないのである。たまらず、二子玉川のガストで早めのランチ兼休憩をとった。ドリンクバーの存在は神である。

神奈川県に突入!

 二子玉川から多摩川を渡り、神奈川県へ。暑いよ

川崎から大和までは意外にもアップダウンが激しい上、車が横を御構い無しに通り過ぎていく。暑さが追い討ちをかけてきた。急遽、横浜緑区緑の公園で休憩

 

 自転車から降りて、ベンチに寝込んだ。当たり前だが疲れた。ん、身体中が暑い。気がつくと勝手に水道で水浴びをしていた。初日にして野性的になっていまったようだ笑 すると、後ろから、

「どこからきたの?どこまでいくの?」

とおじさんが声をかけてくれた。

「宇都宮からです。沖縄県目指しています。」

と、答え何度か会話をすると、趣味で自転車に乗っているとのこと。この週の前には富士山の五号目まで漕いだらしい。すると、近くの店でアイスを買い、ご馳走してくださったのである。クーリッシュは最高に美味かった!出会いには無条件に感謝の思いが湧き出てくるのを教えてくれた。喜びを覚えた。本当にありがとうございました。30分ほど休んだのち、別れを告げて、西を目指した。

 なんども小休止を挟みつつ、ひたすら漕いだ。厚木市を通過する頃には、足がくたびれ、日焼け止めの効果も虚しく肌は赤くなり、お尻は悲鳴を上げていた。気合いでなんとかその日の目的地の神奈川県秦野市へ到達することができた。

友人と焼肉

 友人は快く迎え入れてくれた。焼肉をし、たわいもない話をして、いつしか自分だけ先に寝ていた。まだまだ旅は始まったばかりである。

 

 

走行時間 10時間8分   走行距離 177㎞     総走行距離 177km

平均スピード 17.5km/h         消費カロリー 2246kcal    総走行距離 177km

栃木県宇都宮市→神奈川県秦野市  寝床 友達の家

 

 

 

 

 

 

 

 

自転車西日本縦断の旅 栃木→沖縄

みなさん、こんにちは!

 

大学生になってから、未だ大したことしていないなー。何か挑戦したいなー。

そんなある日、そうだ!旅をしてみようかな!と、ふと思いました

 

 

そんな感じで大学2年生の夏休みに自転車を使って、下宿先である栃木県宇都宮市から沖縄県糸満市まで陸路と海路で西日本を縦断しました!高校生の時から自転車旅をしてみたいなと僅かながら思っていました。自転車旅を終えてから時間が過ぎてしまいましたが、その様子を振り返ってみたいと思います。

 

では、初めに簡潔に旅の概要からご説明します。

 

 ルートは宇都宮から国道4号で東京に出た後、東海道新幹線と京都まで並走。そこから京奈和(京都・奈良・和歌山)➡︎フェリーで徳島に渡り、香川へ。しまなみ海道を走りたくなって一度フェリーで岡山に行き、しまなみ海道で広島から愛媛に縦断。そのまま東九州を抜け鹿児島からフェリーで沖縄へ、という具合です。帰りは那覇空港から茨城空港まで輪行をし、自走して宇都宮に戻りました。

 今回の旅で使用したロードバイクビアンキ

後ろにリアのキャリアをつけました。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、どんな装備で行ったのかを述べます。バックは背負うタイプのリュックサックと自転車の後ろにつけるバックの2つ。そしてテントと寝袋も用意。リュックには、自転車の工具一式・携帯式の空気入れ・雨具・充電器などの電子機器・寝袋をつめ、もう一つのバックには着替え3日分・テントの小道具・歯ブラシやコンタクトを入れた小道具をポーチを入れました。

 

自転車旅をした期間は2018年8月15日から9月11日までの約一ヶ月。

しかし、ただひたすら走って走って、食事も適当に済まして、ゴールするのでは、なんか味気ないなと感じたため、ところどころ観光しつつ、美味しいものを食べながらマイペースに進むことにいたしました。

 

使用した金額は約16万円。結構な金額がかかっているようにも思えるかもしれませんが、準備費用を除く、食費・宿泊費・船などの交通費・その他雑費を含めた金額で16万です。約一ヶ月生活しながら見聞を広げられたと考えると案外妥当で良いお金の使い方をしたなと感じています。

 

そして、なぜ自転車を選択したのか。単刀直入に言えば、自分の力で前に進んでいきたいと思ったから。自分の力を試してみたかったから。そして、日本の風景・空気を体感したかった。電車やヒッチハイクも考えたが、移動速度は速くそれを感じるのは少し困難のように思えた。歩きは?じっくり見られるかもしれないけど、遅い。消去法で残ったのが自転車だった。

 

本当に簡単にですが、概略を述べました。それでは次回から本編スタートです!